PIANO BATTLE
それぞれ黒と白のスーツで決めた長身のイケメンピアニスト、ポールとアンドレアスが演奏で対決し、勝敗を観客が決める新しい形のコンサート。
2010年に香港音楽フェスティバルに際して結成され、母国ドイツでもベートーヴェン音楽祭、ラインガウ音楽祭等に招待、ベルリン・フィルハーモニーでも公演を行うなどクラシックの本場で受け入れられると共に、メディアに取り上げられて世界的に大ヒット。これまでに世界各国で25万人もの動員を誇っています。名曲対決、超絶技巧対決、エンタメ対決等5ラウンドに渡り、ステージ上で男たちの熱い戦いが繰り広げられる!
ポール・シビス
ドイツのハノーファー、ベルリンとイギリスのロンドンでピアノを学び、若くして才能を発揮して世界中で演奏活動を行うようになる。フランス音楽を得意としフォーレ、ドビュッシー、ベルリーズの作品集のCDをリリースしたほか、ショパンやリストの超絶技巧曲も弾きこなす。端正なルックスでBBC、WDR、ORB等ヨーロッパ各国のテレビにも出演したほか、ドキュメンタリー「ピアノ・マニア」に音楽監修として参加し国際ドキュメンタリー賞を獲得した。好きな作曲家はショパン、好きな作品はシューマンの子供の情景ほか多数。好物はタイカレー。ポップスで好きな歌手はマイケル・ジャクソン。趣味はビリヤードとチェス。地球で最も好きな場所は自宅。身長187㎝、年齢非公開(母親より27歳年下とのこと)。携帯の着信音はショパンのエチュード。
アンドレアス・カーン
南アフリカ生まれ。ドイツに移住してケルンとベルリンでピアノを学ぶ。ソリストや室内楽奏者としてヨーロッパ、カナダ、日本や中国等世界各国に招聘される。本格派ピアニストとして活動する傍ら、俳優やダンサーとの共演を行うなど早くから幅広いコラボレーションを行ってきた。フランスとドイツの音楽番組「アート・ラウンジ」出演のホスト役を務めて名声を博し、これまでにマイスキー、ルノー・カプソン、サラ・チャン、レーピン、メンケマイヤー、ガランチャ等と番組にて共演を果たした。好きな作曲家はシューマン。好きな作品はバッハのニ短調のピアノ協奏曲。好きな俳優はウディ・アレン。地球で最も好きな場所はポールが住む場所の裏側。身長185㎝、年齢非公表(ポールよりは年下とのこと)、携帯は常にサイレントモード。
ピアノバトルの2人に27の質問
1. 身長は?
187センチ。
185センチ。
2. 年齢は?
母親よりも27歳年下。
ポールと1歳違い。
3. 好きな食べ物は?
カレーと餃子。
パンケーキと海老餃子。一緒に食べたくはないけど。
4. 好きな映画は?
ウエスタン(セルジオ・レオーネ)、天井桟敷の人々(マルセル・カルネ)。
多すぎる。“タンタン チベットをゆく”、“善き人のためのソナタ”、“グリーン・デスティニー”、ウォン・カーウァイの“2046”とかね。
5. 携帯の着信音はなに?
アンドレアスがリハーサルの初っ端で、ショパンを思いきり弾き間違えた時の録音。
常時サイレントモード。
6. クラシック音楽の曲でお気に入りは?
1つだけ選ぶなんて無理だね。シューマン“子どもの情景”、リストのロ短調ソナタ、シューベルト“鳩の便り”、ブラームスの第1交響曲、マーラーの第2交響曲、モーツァルトの協奏曲第20番、ベートーヴェンの交響曲第4番や第8番、ワーグナーの“トリスタンとイゾルデ”…挙げはじめたらきりがない!
マイケル・ジャクソンの“あの娘が消えた”。
7. では、ポップスだと?
マイケル・ジャクソンの“マン・イン・ザ・ミラー”。
バッハのピアノ協奏曲ニ短調。
8. お葬式ではどんな音楽を流してほしい?
絶対に、スウィングの定番曲が良いね。リヒャルト・シュトラウスの“メタモルフォーゼン”かも。
ははは、なんのお葬式だって?
9. 作曲家だれか1人と会えるとしたら?
ショパン。
シューマン。
10. 過去の偉大なピアニスト、誰のレッスンを受けてみたい?
ラフマニノフ、ハスキル、フリードマン、ホロヴィッツ。そしてモーツァルト。
ビル・エヴァンス。左手のヴォイシングの天才だね。
11. 共演してみたいアイドルは?なんの曲を歌ってほしい?
アデルで“クライ・ミー・ア・リヴァー”、エヴァ・キャシディで“枯葉”。
シャキーラだね、曲は“This time for Africa”。南アフリカで生まれたので、今でもあの大陸との強いつながりを感じてる。
12. 誰か有名人とディナー出来るとしたら、だれがいい?
エヴァ・グリーン。
ウディ・アレン。
13. 子どもの頃、最初に習った曲は?
最初の曲は覚えていない…リストの“森のざわめき”は、初めて「演じている」と感じられた曲だね。
“エリーゼのために”、8歳のとき。最初にうまく演奏できたと感じたのは、“ジ・エンターテイナー”だった。
14. 音楽家以外の職業になるとしたら、なに?
写真家。
カーレーサーがいい。
15. あなたの居場所はどこ?
自分のパソコンのまえ。
愛する人たちが私の居場所。
16. 地球上で一番好きな場所は?
我が家だね。
ポールがいる場所の反対側。
17. いま現在以外なら、いつの時代を生きてみたい?
1900年頃のパリ。
1920年代、もっと言うなら、2250年。
18. あなたにとって“コンサート”とは?
お客様がクラシック音楽の美しさを楽しむための時間。必ずしも伝統的な形式とは限りません。
新しい面白い音楽体験をして、芸術的な視野を広げることができたと感じて帰宅することができる機会。楽しい時間を過ごすだけではなくて。
19. 聴衆に影響力を持っていますか
“影響力”という言葉には語弊がありかもしれませんね。集中しているときや、観客との「一体感」を感じるときなど、そのような効果を感じる瞬間はあります。でもそんな瞬間は稀で、むしろ私よりもお客様の手に委ねられていることが多いです。音楽家の役割はどちらかと言えばきっかけ作り。聴衆にインスピレーションを与えて、お客様が感情、希望、期待を感じるための一種の「キャンバス」を提供したいですね。
観客がホールから出て行ける限り、そんなことはないね。
20. これまでのコンサートで、最も印象的だった経験は?
曲の最後に素晴らしい沈黙の時間があるときはいつも印象的です。数百人の聴衆による積極的な静寂には心を奪われます。このような集中力と雰囲気は、ライブコンサートならではのものですね。
これは本当の話。インドのバンガロールでベートーヴェンのソナタ第31番を演奏していたとき、停電があり、演奏を続けました。その後、何も見えないなか、お客様に曲について話し始めました。最後には、小さな男の子がロウソクを持ってステージにやってきて、私は演奏を再開しました。
21. では、恥ずかしかった経験は?
コンサートツアー中にお客様に話しているとき、その町の名前を間違えてしまったときは恥ずかしかった。
一度もない!
22. 健康のためにしていることはある?
ビリヤード、チェス、あとはピアノのまわりでランニング。
オルガンを弾きます。手鍵盤は腕に、ペダルは足に良い。
23. もし銀行口座に1000万ユーロ(約13億円)が入っていたら?
何もしないよ、誰も気づかないだろうね。
レース用の自転車を買うかな。
24. あなたにとって、一番の贅沢は?
休日。
20人の子どもたち。
25. もし、ほかの誰かになれるとしたら?
火星に降り立つ最初の人間になりたいね。
カサノバになりたい。
26. あなたの現在の心境は?
快晴、一部で突風。
長い間忘れ去られていた私の音楽が、今では世界中のほぼすべての国で演奏され、お褒め頂いていることがとてもうれしく、恐れ多いです。
27. 最後になにかひとことを
コンサートに来てくれたときには、黒に投票してください!
最後のコメントにはならないので、「ノーコメント」ということで。